ゴルフのパフォーマンスを高めるために「筋力をつけましょう」「体幹を鍛えましょう」
という話をよく耳にします。もちろん筋力は大切です。
しかし、それ以上に重要なのが「その力を効率よく使える身体になっているか?」という視点です。
実際、
・筋トレを頑張っているのに飛距離が伸びない
・スイング練習を重ねるほど肩や腰が痛くなる
こういった悩みを抱えているゴルファーは非常に多いです。
原因は「筋力不足」ではなく、
力を出すための土台となる身体の使い方・可動性にあることがほとんどです。
① ゴルフは「力の大きさ」より「力の伝わり方」
ゴルフスイングは、脚 → 骨盤 → 体幹 → 胸郭 → 肩 → 腕 → クラブという全身の連動で成り立っています。
どこか一部が硬かったり、動かなかったりすると
・本来出せる力が途中でロスする
・無理に他の部位が代償する
その結果、飛距離が出ないだけでなく、肩や腰を痛める原因にもなります。
だからこそ、
「筋力を増やす前に、効率よく力を伝えられる身体か?」を見直すことが非常に重要なのです。

② 肩を痛めないために必要な「胸郭の可動性」

肩の痛みを抱えるゴルファーの多くに共通しているのが、胸郭(肋骨まわり)の動きの悪さです。胸郭の可動性が低いと、
- スイング中に体幹が回らない
- その代わりに肩関節だけで無理に回そうとする
- 結果、肩に過剰なストレスがかかる
という悪循環が起こります。
本来、肩は「動かされる側」胸郭や体幹がしっかり回旋してくれることで、肩への負担は大きく減ります。
肩が痛いから肩だけケアするのではなく、胸郭がしっかり動く身体かどうかをチェックすることが重要です。
③ 腰を痛めないために欠かせない「股関節の可動性」
腰痛に悩むゴルファーも非常に多いですが、
その多くは腰そのものが悪いわけではありません。
原因になりやすいのが、股関節の可動性不足です。股関節が硬いと、
- 下半身で回旋やパワーを生み出せない
- その分、腰(腰椎)で無理に回そうとする
- 腰への負担が蓄積し、痛みにつながる
ゴルフスイングでは股関節が「動く」、腰は「安定する」
という役割分担が非常に大切です。腰痛対策=腹筋・背筋ではなく、股関節がスムーズに動く身体作りが欠かせません。

④ 筋力アップは「整った身体」でこそ意味がある

胸郭や股関節の可動性が低い状態で
いくら筋トレを頑張っても、
- 力は出しにくい
- ケガのリスクは高まる
- パフォーマンスは頭打ち
になりやすいです。
逆に、
可動性が確保された身体で筋力をつけることで、
- 少ない力でもヘッドスピードが上がる
- 再現性の高いスイングになる
- 肩や腰を痛めにくくなる
といった本当の意味でのパフォーマンスアップにつながります。
⑤ ゴルフ上達の近道は「身体の土台作り」
ゴルフの上達というとフォームやスイング理論に目が向きがちですが、
その前に「その動きをできる身体かどうか」を整えることが何より重要です。
- 肩を痛めない胸郭の可動性
- 腰を守る股関節の可動性
- 効率よく力を伝える全身の連動
これらが揃って初めて、
筋力もスイング練習も最大限に活きてきます。

まとめ

ゴルフのパフォーマンスを高めるためには、
- ただ筋力を上げるのではなく
- 効率的に力を発揮できる身体を作ること
が不可欠です。
肩や腰に不安を抱えながらプレーするのではなく、
「長く・楽しく・高いパフォーマンスで」ゴルフを続けるために、
一度ご自身の身体の使い方を見直してみてください。