いい姿勢を目指すほど、体がしんどくなる理由

「姿勢を良くしたい」と思ったこと、ありませんか?
猫背を直したい。反り腰が気になる。肩こりや腰痛があるから、まずは「姿勢を良くしよう」。

多くの人がそう考えますし、意識的に“背筋をピンと伸ばす”ことを習慣にしている方も多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。
それで楽になっていますか?

むしろ、背中や肩が疲れたり、呼吸が浅くなったりしていませんか?
それ、実は「いい姿勢」ではなく、「がんばって作った不自然な姿勢」かもしれません。

目次

いい姿勢に見えるものの正体

スタイルがいい女性

いわゆる「いい姿勢」と聞いて、多くの人がイメージするのはこんな形ではないでしょうか?

  • 背筋をまっすぐに伸ばす
  • 胸を張って、あごを引く
  • 骨盤を立てる(反らせる)

一見キレイに見えますが、この姿勢は筋肉に力を入れてキープしている状態です。

つまり「過緊張」。

常に力が入っているということは、リラックスできていない状態でもあります。

そしてこの無理な良い姿勢が、結果的に…

  • 肩こりや腰痛
  • 疲れやすさ
  • 呼吸の浅さ
  • 自律神経の乱れ

などの原因となっていることもあるのです。

姿勢は「整える」ものであって、「良くする」ものじゃない

本当に身体が楽な姿勢というのは、筋肉で無理に形を作るのではなく、骨格が自然に積み上がった状態。

この状態では…

  • インナーマッスルが自然に働いて
  • 呼吸が深くなり
  • 長時間その姿勢をキープしても疲れない

という自動的な安定が起こります。

たとえば、横隔膜と骨盤底筋が水平に整い、肋骨と骨盤の位置関係が適切なとき、人は力を抜いても安定して立つことができます。

逆に、「胸を張る」「お腹を引っ込める」「背筋を伸ばす」といった意識的な操作をしているうちは、どこかに無理が生じています。

整える(積み木)

過緊張が引き起こす不調の具体例

過緊張している状態

たとえば「胸を張る姿勢」を意識しすぎると、肋骨が前に開いて背中の筋肉が常に緊張状態になります。

この状態が続くとどうなるか?

  • 背中や腰の張り・痛み
  • 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
  • 常に交感神経が優位=自律神経が乱れる
  • 寝ても疲れが取れない、眠りが浅い

こうした不調を、「姿勢が悪いせい」と誤解して、さらにがんばって背筋を伸ばそうとすると、負のループから抜け出せなくなります。

本当の姿勢改善に必要なのは、「脱力」×「再教育」

ではどうすれば、本当に整った姿勢が手に入るのでしょうか?

その答えは、「脱力」×「再教育」。

つまり、

  1. 余計な力を抜く
  2. 本来の動き・ポジションを思い出させる

という2ステップが必要です。

当施設では、そのためにピラティスや身体操作トレーニングを活用しています。

ピラティスでは、呼吸やインナーマッスルを活用しながら、力を抜いても安定できる状態を体に覚えさせていきます

脱力している状態

それにより、

  • 深く呼吸できるようになり
  • 無理なく立てて、座れて、動けて
  • 肩こり・腰痛が出にくい

身体になっていきます。

まとめ:がんばる姿勢は、やめていい

頑張らずにリラックスして呼吸する様子

「いい姿勢を目指さなきゃ」と思う人ほど、実はがんばって不調をつくっている可能性があります。

  • 頑張らなくても立てる
  • 自然に呼吸ができる
  • 動いても崩れない

そんな整った姿勢を、あなたの体にもう一度思い出させてみませんか?

当パーソナルジムでは姿勢改善のためのピラティスやトレーニングを行っております。ただ姿勢をよく見せるのではなく自然と姿勢がよくなるような体づくりを行っていきます!

興味のある方はぜひ体験へお越しください!!

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