その不調、根本原因は「肋骨の動き」にあるかもしれません
「最近、呼吸が浅い気がする」「なぜか肩が凝る」「気づけばいつも口で呼吸している」
こんな不調を感じていませんか?
呼吸や肩こり、姿勢、睡眠の質…
一見バラバラに見えるこれらの悩みに共通する“意外な原因”があるとしたら、それは「肋骨の動きの悪さ」かもしれません。
現代人の多くが、スマホやデスクワークの影響で姿勢が崩れ、胸が閉じたまま呼吸をしています。
その結果、肋骨が本来のように動かず、浅い呼吸・緊張・肩こり・疲労感といった症状が慢性化してしまうのです。
今回は、肋骨と呼吸の関係、そしてその改善にピラティスやトレーニングがなぜ効果的なのかを、詳しくお伝えしていきます。
呼吸は「肺」だけじゃない──主役は「肋骨の動き」

呼吸といえば「肺」が思い浮かぶ方が多いと思いますが、実は肺そのものは自力で動けません。
肺を膨らませたり縮ませたりするのは、周囲の筋肉や骨格の動きです。
その中でも特に重要なのが肋骨の動き。
肋骨は、吸うときに外側・前方へ広がり、吐くときに閉じるという“ポンプ”のような役割をしています。
しかし、悪い姿勢(猫背や巻き肩・反り腰)では、肋骨の開閉が制限されてしまい、呼吸が浅くなってしまうのです。
また、胸の下部(第8〜10肋骨あたり)の「バケツハンドル」と呼ばれる動きが失われると、胸式呼吸や横隔膜呼吸もうまくできず、体幹の安定性にも悪影響を及ぼします。
肋骨が動かないと起こる負の連鎖
肋骨の動きが制限されると、私たちの身体にどんな影響があるのでしょうか?
ここでは“呼吸”の問題から派生するさまざまな症状を見ていきます。
● 呼吸が浅くなる
→ 酸素の取り込みが減り、脳の働きや集中力が低下。疲れやすくなります。
● 首・肩まわりが緊張する
→ 本来、呼吸は横隔膜や肋間筋で行われますが、肋骨が動かないと代わりに首や肩の筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋)が過剰に使われ、慢性的な肩こり・首こり・頭痛につながります。
● 姿勢が崩れ、体幹が安定しない
→ 呼吸で動く横隔膜と骨盤底筋は体幹のコアとして機能しますが、呼吸が浅くなるとコアが働かず、反り腰・猫背・ぽっこりお腹の原因に。
● 交感神経が優位になりやすい
→ 浅い呼吸は「ストレス状態」の象徴。副交感神経(リラックス)よりも交感神経(緊張)が優位になり、不眠やイライラ、食いしばりなどの不調にもつながります。

ピラティスとトレーニングで「肋骨の動き」を取り戻す
では、どうすれば肋骨の動きを改善し、呼吸を深くできるのでしょうか?

その答えのひとつが「ピラティス」です。
ピラティスは、動きながら“呼吸と身体の連動”を意識するエクササイズ。
特に「胸式呼吸(リブケージ・ブリージング)」では、肋骨を外側に広げる感覚を再学習することで、呼吸と体幹の安定性を同時に整えることができます。
また、トレーニングを組み合わせることで、以下のようなメリットが得られます:
- 呼吸のしやすい姿勢づくり(胸郭・骨盤の整列)
- 肋骨と横隔膜を正しく使うことで体幹が安定
- 呼吸補助筋の過緊張が抜け、肩や首の緊張が解消
日常生活では意識しにくい「肋骨と呼吸のつながり」ですが、ピラティスや体幹トレーニングを通じて、“感じて動かす”体験をすることで、自然と改善へと向かっていきます。
肋骨の動きが変われば、あなたの毎日が変わる

「呼吸が浅い」「肩がこる」「姿勢が崩れる」——
これらはすべて、肋骨が本来の動きを失っているサインかもしれません。
ピラティスやトレーニングを通じて肋骨の柔軟性を取り戻し、呼吸を整えることで、
✔︎ 肩こり・腰痛の改善
✔︎ 姿勢の安定
✔︎ 集中力や睡眠の質の向上
✔︎ アスリートならパフォーマンス向上にもつながります。
呼吸は24時間、無意識に行う「最も重要な動作」です。
この土台が変わるだけで、身体も心も、驚くほど変わっていきます。
最後に
当施設では、呼吸の質から変えるピラティスや体幹トレーニングを通して、根本改善を目指すプログラムを提供しています。
ご興味のある方はぜひ体験へお越しください!